新春囃子初め式。

 今年の、つまり二百年目を迎える唐津くんちの曳山行事が幕を開けました。
 何がきっかけだったのか、僕の住む唐津市刀町の先人たちが一念発起して赤獅子を製作し唐津神社に奉納したのが文政二(1819)年。大人たちの玩具は大切に受け継がれ、今年で二百年を迎えます。その後も次々にそして様々な曳山15台(現在は14台)が奉納されて現在に至ります。実はそれ以前にも唐津神社秋季例大祭は行われていて、その歴史は約260年ほど遡ると言われています。当時から唐津くんちと呼ばれていたかどうかも定かではありませんが、「鳥居ヤマ」「踊りヤマ」など様々な山車が奉納されていました。ま、とにもかくにも、赤獅子が奉納されてから二百年という大変大きな節目を迎えます。
 なんてめでたい年に、一番曳山刀町赤獅子を動かす刀朋会取締という大役を拝命いたしました。力を貸してくれる仲間たちとともに、この御縁と先人たちの御尽力への感謝を胸に、まずは今年一年を無事に乗り切る所存です。なんてなんて年の唐津くんちの曳山行事の幕開けを告げる、新春囃子初め式をめでたく納めることができました。
 さぁ、まずは気合を入れて家業に精進いたします。

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