解れや破れなどの修繕や寸法直し

修繕や寸法直しは、一刻も早くご相談を。

解れや破れなどの修繕

　三日間、唐津の男たちは酒を呑んで歩いたり走ったり、時には肩を組んで大声で叫んだり、転んだりぶつかったり、力いっぱいに舵棒を切ったり。水や熱に強くない絹織物を纏って汗をかいて激しく動くのですから、縫い糸が解れることはおろか生地が擦れたり裂けたりするのは当然のこと。そして夜が明け酔いも覚めた翌朝にふと気がつく「あちゃー、またやってしまった」。
　なんてことは唐津くんちあるある。

◉まずは程度を見て、見積もりを提案します。

　解れや破れは肉襦袢や長法被をお預かりして、お客様のご要望をもとに仕立て職人と相談しながら見積もりを提案します。諸々合点がいったところで繕い作業を依頼します。さすがに着用後は汚れや匂いがきついのでクリーニング後に持ち込まれるか、弊社でクリーニングも併せて承りますので傷んでしまわないうちに一刻も早くお持ち込みください。

例）解れや擦り切れなど修繕
袖付（脇の下）…2,200円
裾の擦り切れ　…3,850円

肉襦袢や長法被の解れや破れの修繕 — 袖口（脇の下）が大きく裂けてしまった肉襦袢

成長を願うお子様たちの肩や身揚げ。

　未就学児や小学校低学年の子供たちの肉襦袢は、一年に一度しか着ない上に成長も早いので体に合わせた寸法に仕立てません。きもの同様に大きめに仕立てて肩や腰で縫い上げて着せます。こうすることで大きく成長する願いが込められているのです。

◉縫い上げは1箇所につき1,100円。

　ご自宅でお母さんやご家族が縫い上げられるといいのですが、近頃はどなたもお忙しいので弊社に持ち込まれることが少なくありません。そこで採寸＋柄と糸色を合わせた縫い上げまで含めて、1箇所1,100円で承っています。つまり両肩、腰の3箇所で3,300円。小さいお子様で両袖口までになると併せて5,500円（写真下）。

例）縫い上げ
肩揚げ（左右）…2,200円
袖　口（左右）…2,200円
身揚げ（腰）　…1,100円

大人用の寸法直しや仕立て直し

　大人用の場合、大きいものを小さくする直すこともあれば、小さいものを大きく直すこともあります。袖だけ、身丈だけ、身巾、袖付（アームホール）など細かい部分だけを直すこともあります。そもそもの生地の大きさによってできないこともあります。

◉現状とご要望を伺って、まずはお見積もりから。

　そこで修繕同様に装束をお預かりして、お客様のご要望をもとに仕立て職人と相談しながら見積もりを提案します。諸々合点がいったところで繕い作業を依頼します。こちらも着用後は汚れや匂いがきついのでクリーニング後に持ち込まれるか、弊社でクリーニングも併せて承りますので傷んでしまわないうちに一刻も早くお持ち込みください。