沖縄から京都から。

知花の花織九寸なごや帯

 えっへん、またしても少し間が空いてしまいました。
 うかうかしているうちに先月の琉球染織工房めぐりで注文していた品々の中から写真の知花花織がまず最初に届きました。こちらはおっ洒落ななごや帯です。沖縄にはこの知花をはじめ、首里、読谷山、南風原、与那国を中心に花織の工房があり、それぞれの地域で受け継がれた染めや織りの特徴があります。中でも知花にある花織織物事業協同組合は女性が組合長を務められていて、他の地域とは異なる柔らかな色遣いや柄がいっつも僕の心を捕まえにやって来るんです。今回の沖縄訪問時には南風原で帯を注文しようと意気込んでいたのですが、当日機にかかっていた縦糸の色と僕の好みとが合わなくって先送りました。そんなところへひょっこり顔を出した知花花織に撃沈。いかにも沖縄らしくない色あわせと糸の光沢による華やかさがまた鷲掴み。あの方のあの小紋に、あの方のあの紬に、と次々に候補が浮かんできます。早い者勝ちですぐに嫁いでしまう恐れがありますが、気になられた方はお声掛けください。
 と、今度は京都で見てきた新潟県生まれの片貝木綿「綾織」も上がってきました。毎年浴衣とともに2月に発表される木綿の綾織は、平織のそれとは違って少々重さはありますがしっかりと織り込まれたまさにジーンズ(も木綿の綾織)みたいな存在。丈夫さと少しの防寒をもとめられるのであれば是非とも!
 これからまだまだ沖縄から京都から続々と入荷予定でっす。

新潟は紺仁染織工房生まれの片貝木綿「綾織」。
新潟は紺仁染織工房生まれの片貝木綿「綾織」。

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