岸和田からこんにちは、の最終日。

岸和田からこんにちは、の出張最終日。

 執念の京都出張最終日の本日は、午前中にお客様から頼まれていたお香や京都かれこれを買い求め、午後はいよいよ岸和田から初対面のお客様をお迎えしての振袖探し。
 と申しますのも、実は数ヶ月前に女将のインスタグラムをご覧になった大阪は岸和田在住の方から「うちの娘たちの振袖を池田屋さんで買いたいんですけど、唐津まではなかなか行けません。何か良い方法はありませんか?」とダイレクトメールでご相談を頂きました。インスタグラムの投稿をご覧になっただけで、池田屋がどんな店かも僕や女将がどんな人間なのかもご存知じゃない方が、ですよ。さすがにこれに応えられないようでは漢も呉服店も問屋も腐る!と間髪入れずに京都で待ち合わせることを提案しました。ただし女将ではなく僕が仕入れで上京する予定に合わせて頂けることも併せて。それにまた二つ返事で「ぜひ!」と(笑)。そしてとうとうその日がやって来たのです。
 待ち合わせた場所に現れたのは、僕が今もっとも熱い視線を送り続けているハイエース。なんてことはさておき、はじめましてのご挨拶を済ませると少しだけお話を伺った後にさっそく振袖の並ぶ展示会場へ。事前に頂いていた情報をもとにお好み似合いそうな振袖を準備していたのですが、こだわりが強くって好みが白黒はっきりしているかわい子ちゃんの心に響かず撃沈。けどそこから少しずつ信頼を取り戻して最終的にはふたつの組み合わせに。もともと花柄などきものっぽい柄がお好みじゃないとは思っていたのですが、最終的に落ち着いたのが写真の無地。に入れることを想像していなかった真っ赤な小物。これが本当によく似合っていてご本人もお母様もまんざらではないご様子だったのですが、なにせはじめの一歩でしたから本日はこれにて御免。(内心はどんな気合いの入った岸和田市民がお越しになるのか震えていましたが、)かわい子ちゃんとも打ち解けることができて、あぁ楽しかった。次の出張に合わせてふたたびリングに上がる覚悟です。

真っ白な無地の振袖に紺地に黒がかっちょいいレースの袋帯。
真っ白な無地の振袖に紺地に黒がかっちょいいレースの袋帯。

 帰り際、岸和田名物の水茄子をたくさん頂きました。ご家族の大切な節目を祝う準備に立ち会えるだけでも幸せだというのに、やっぱり商いは飽きないわけです。今日は節分。佳い新年の幕開けと相成りました。

追伸 納品の時には岸和田に行くぞー!おーっ!

お土産に頂いた、岸和田名物の水茄子。
お土産に頂いた、岸和田名物の水茄子。

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