近所の幼稚園で行われる卒園茶会。その席でお子ちゃまが点ててくれるお茶を一服、そのあとの保護者代表でご挨拶をされるお父様の着付を承りました。
奥様が風呂敷包みとともに御来店されて相談を受けたのですが、さすがにこのままお召しになって挨拶の壇上に立たれてしまうと違った意味での保護者代表となってしまう恐れあり。かと言って職人プレスに託す時間も、、、ここは僕の出番!とばかりにシワの伸び具合など少し目をつぶって頂くことを前提に着付に加えてシワ伸ばしまで承りました。この生地が縮緬など蒸気や熱によって縮んでしまう恐れのあるものだったら提案しなかったのですが、強そうな紬だったので予想は的中。シワひとつない、とまでは参りませんが及第点。きっとお客様にも喜んで頂けること間違いありません。週末に御主人様にご来店を頂き、足りないものや寸法の確認とともに着付の打ち合わせを予定しています。お子様の卒園茶会にお父様がきものをお召しになりたいだなんて、嬉しくってお手伝いしないてはありませんよね。
はじまりは、きものに袖を通すこと。