染色補正の流儀。

 先日紹介した、5月に出番を待つ男前の宮詣り着
 お客様に見積もりを提案すると、家族会議を経てご快諾を頂き、日名川先生の手に委ねて価値ある一枚を蘇らせることに。文中にある通り4月中旬の仕上がりを楽しみにしていたのですが、日名川先生の心と身体を乗せてしまったのか、予定より2週間以上も早くに仕上がってきました。これまで何度も驚かされた日名川先生のお仕事ぶりですが、今回も「少しご予算を超えるけど、他のを差し置いて手を入れてなんとか4月中旬に仕上げちゃる!」とか何とか仰りながらもお客様のご予算を超えることなくさすがの流儀でした。
 本来ならば縫い糸を解いて洗い張りをした上で手を加えた方がもっと綺麗になるのですが、今回は「くれぐれもご予算の範囲内で、」ということで仕立て上がったまま手を入れて頂きました。それでも写真をご覧頂けば一目瞭然。先生曰く「いやぁ、それでも満足しとらんのじゃ。また手を加える機会があったら解いてからやらして欲しい」とのこと。あのひょうきんなお人柄からは想像つかない徹底したお仕事ぶりで、染色補正に関しては日名川’MAGIC’茂の右に出る職人さんはいらっしゃらないんじゃないかと。まさにプロフェッショナル。
 天国の曽おばあちゃんも、お宮詣りには同席されたも同然。なんだか家族になった気分。

雲の間に間に見えていた斑点はどこへ?

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○3月のきもの成績
若女将26vs26若旦那
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◉2月のきもの成績
若女将27vs26若旦那
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◉1月の対戦成績
若女将27vs11若旦那
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