訪問着、付け下げ、色無地。

 そして長襦袢の合わせて4点を預かりました。
 「それぞれ寸法はどうなのか?どんなところに着て行けるきものなのか?家紋は必要なのか?」など、「とにかくきもののことは何が何だかよくわからないので見て欲しい」という御要望をしばしば頂戴します。お預かりしたきものや襦袢は全て実家のお母様のものだったらしいのですが、さっそく採寸をすると、これがてんでバラバラ事件。写真最も左手にある加賀友禅調の訪問着、真ん中にある蝶々の柄が可愛らしい単衣の付け下げ、右手手前にある白ではなくなってしまった元々は白かったであろう長襦袢は、「私よりもずいぶん背が低かった」とおっしゃるお母様の寸法っぽく似通っているのですが、微妙にちょっとずつ寸法が違うんです。唯一、辛子色の色無地だけ4寸(約15cm)ほど身丈が長く、お客様の寸法に近い。のですが、三ツ紋というなかなかどうしてお召しになりにくい一枚。
 ということでお客様と相談した結果、4枚の中でお似合いになりそう且つ寸法直しが可能そうな訪問着のみ、これから洗い張りをしてお客様の寸法に仕立て直すことになりました。せっかくなら5月に予定されている坊ちゃんの初節句に間に合わせようと思いましたが、御両親もお客様も「きものは着なくなりました!」と白旗宣言。
 仕立て直したばっかりの色無地だってあるのに、、、無念。

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