お母様の付け下げ。

 「私が娘時代に母が誂えてくれた付け下げです」とは、懐かしみながらお母様。
 「高校時代をバスケットに捧げ、大学の頃にラクロスを頑張っていたので肩の筋肉が、、、」ときものが似合うかどうか心配そうなお嬢様。とおっしゃるほど心配するほどの肩周りでもなく、採寸を無事に終えました。鳥の子色(赤みがかった淡い黄色)に橙色に絞りと粋な色遣いの御所車が大胆に配された付け下げは、「私には派手すぎて、」とは対照的に意外と今でもお母様がお召しになれそうな色柄。ですがもちろんお嬢様にはもっとよく似合いそうなので、八掛の色をもともとついていた橙色から、同系色のほんのり濃い色をあわせて帯や小物合わせを楽しくできるように!お嬢様もお母様にもご納得頂きました。
 近く改めて長襦袢をご持参頂き、本日採寸した寸法と合うかどうかを検証してから仕立てへ。

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