60年を懐かしむ。

 「同窓会があるんだけど何を着ていけば良いかな?」とのご相談。
 「一体いつの同窓会ですか?」とお尋ねすると「小学校よ!」。
 「うわー!何年前ですか?」
 「60年前!」
 「すてき!!!」
 お客様の箪笥の中から今回は八掛を付け替えたばかりの大島紬に、染め名古屋帯を提案しました。大島紬といえば、先日奄美大島から工房の方に来てもらって染めて織る行程を丁寧に教えて頂いたばかり。存知上げてはいたものの、改めて図案や絣糸のつくりかたや織り方などを勉強すると、気の遠くなるような作業の積み重ねが一枚の着物を織り上げていることの奇跡を実感します。話は戻り、さらっとお召しになってお出かけになる後ろ姿に、同窓生60年の歩みと大島紬の地道な手仕事が重なって映りました。
 そして浮かんだ一つの疑問「先生もご出席なさるのだろうか、、、」つづく。

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