幸せいっぱいのお手入れ。

 御結婚式でお召しになった振袖長襦袢黒留袖用の長襦袢をお預かりしました。
 新婦(三女様)のご実家に伝わる古い古い振袖は、檜扇に御所車という格式ある古典柄。確か、この振袖は新婦のお姉(長女)様もお召しになっていて、その時にこの振袖に合わせて長襦袢を誂えて頂きました。のはもう3年前。同じく選んで頂いた刺繍の半衿とも久しぶりの再会。黒留袖用の長襦袢と3枚とも丸洗いでお預かりしたのですが、「大切に取っておきたいから、」と半衿は外してから長襦袢、半衿ともにそれぞれ洗うことに。新郎新婦は新婚旅行の最中、嬉しそうに持ち込まれたお母様の笑顔が印象的でした。
 からうって代わり、夕方5時からは若女将レッスン!「お正月までに一人で着れるようになりたいです!」と数日前にもらった熱気むんむんのお電話にお応えして。何と言っても「お正月まで」に加えて「ゼロから」、けどやる気は十分。しかも遥々お隣は伊万里市から。残る20日で仕上げなければ!という使命感に満ち溢れ、寒いなんて言ってられない若女将なのであります。
 きものをお召しになったお客様、きものをお召しになりたいお客様。それに応えるべく熱気むんむんで半袖の若女将。まさに腕の見せどころであります。

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