それぞれ仕立て直しでお預かりしました。
「60歳からお茶の稽古を始めたの」とおっしゃったお客様に、妹さんから「稽古着になるでしょうから、買ったばかりだけどあげる」と唐突に送ってきたのは、まだ一度もお召しになっていない琉球絣のきものと絞りの袋帯。帯〆と帯揚も添えられて。残念ながら妹さんとは寸法が違いすぎるので洗い張りをして仕立て直し、袋帯も厚めの芯で仕立てられているおかげさまの硬いし厚いし重いしの三重苦を克服すべくもっと薄手の芯に仕立て替えることに。
お稽古着とおっしゃらず、2月の博多座にはお召しになれば良いのに。