帯〆の房の始末。

 よくあるご質問、と言いますかお悩みのひとつです。
 きものはこまめにお手入れされていても、意外となおざりにされているのが帯〆の房。購入された時には紙やセロファンなどで巻かれている(写真1左)ので、よく解かれた髪の毛のようにきれいにしているのですが、何も気にせずに仕舞ってしまうとご覧の通り(写真1右)。せっかくの素敵なきもの姿も、最後に結んだ帯〆の房が乱れていてはまさに臥龍点睛を欠いてしまいます。そこで活躍するのが、合成樹脂でできた日本製の房カバー帯〆に巻いて(写真2)、房の方へ滑らせれば始末完了(写真3)という優れもの。こんなの、日本人しか思いつきませんよね。おかげでいつお召しになっても房は整っています。ちなみに乱れてしまった房は、蒸気をあてて櫛などで解いてあげるときれいに戻ります。房カバーをつけるか、蒸気をあてて解くか、答えは2つに2つ。
 ひと袋に帯〆5本分の10個入っていて、他所のネット販売よりも少し割高の600円でっす(税別)。

160206b まずは帯〆本体に房カバーを巻きつけます。

160206c 房の方に滑らせれば始末完了。

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