結城紬の無地。

160207 あれこれ悩んだ時にはこれ!と大車輪の活躍を見せる一枚。
 定期的にお持ち込みになってはシミや解れなどがないか点検と、必要に応じてお手入れをされているので長持ち間違いなし。そしてお持ち込みになる度にお召しになった時の出来事や気候ごとの着心地などをお話しされ、とても勉強になっています。撚りをかけずに一本ずつ手でつむいだ糸で、「いざり機」という原始的な機を用いて手足を加減しながらじっくり織られる結城紬は、唯一無二の軽さと柔らかさを併せ持ちます。絣で柄を織りだしたものの方がもちろん高価なのですが、無地を織る技術は絣とは違う難しさを持っています。そして柄物にはないお洒落がこれまた楽しみ。
 「今度は濃い色のを誂えようと思っていますので、探してください」とのお洒落な要望書付きお手入れ

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