師走の京都出張2日目。

141202 初日とは打って変わり、天気予報を覆すはずもなく冬将軍のお出まし。
 今日はお客様のご要望に応えるべく、染め物と男物を探す旅路。月に2日しかない店休日を返上して出張してるんですから、血眼になって探し出しました!1軒目の何が何でも総合問屋から染物屋さん、小物屋さん、織物屋さん、総合問屋さん、織物屋さん、小物屋さんと寒さを忘れてしまうほど次から次へと渡り歩きました。おかげさまでご要望の男物に色留袖に長襦袢に小物に、この方あの方が好みそうな帯や小紋や、春以降の商材を幾つか見つけることができました。しかしながら出張の度に感じるのは、きものの生産量が年々減っていること。原材料とともに高騰していること。職人さんはおろか職人さんが使う道具をつくる人がいないこと。ですが最も驚くべきは、いやもう驚きませんが、伺う先々できものを着て出迎えてくださる人がほとんどいないこと。今日に限って言えば、1軒目の総合問屋の社長と常務、4軒目の社長と奥様、5軒目の受付のお姉さんの5名のみ。きものを着もしないで、きものの着心地だとか面倒くささとか良し悪しなんて分かるわけがないのに…。生産量激減ときもの人口の因果を考えると、まずは「身を切る」もとい「きものを着る」改革を!
 京都は紅葉真っ盛り。明日は早めに切り上げて東福寺にでも行ってみるかな、気分高揚のために。

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