毎年恒例の浴衣レッスン。

毎年恒例の浴衣レッスン!

 今年も楽しみにしていた佐賀県立唐津南高等学校生活教養科への浴衣レッスン!
 御縁を頂いてから5年ほど経ちすっかり恒例行事となりましたが、唐津の日本の将来を担う子どもたちへのレッスンは毎年楽しみで仕方ありません。例年と少し、いや大きく違うのは、参加者全員に浴衣が行き届いたこと。これは以前のブログにほんの少しだけ記したことがありますが、まったくお召しになっていらっしゃらないものや不要になったものなどご自宅に眠っている浴衣のご寄付を頂くようお願いを申し上げたところ、おかげさまで女子用19枚/男子用6枚が集まったからです。御礼は、子どもたちが練習をして自分で浴衣を着れるようになること。そこにこそ、僕たちの腕の見せ所と責任がいつにも増してあるわけです。
 さて今日の授業はクラス40名中女子37名/男子3名。つまり僕の担当は3名。女子は女将を中心に大きな輪になって浴衣の着方から。上手にお端折りをつくって着ることができた後には、先生方にも手伝ってもらって帯結びを。

まず帯結びを学ぶ男子3名。
まず帯結びを学ぶ唐津南高生活教養科の男子3名。
 男子は女子と対照的にまずは帯結びから。3回ほど教えてあげたら3人とも結べるようになったので、続いて浴衣を羽織った上から帯結び。男子はみんな本当に吸収が早くって、3人とも上手に着れるようになりました。が、目標にした今月17日(日)の九州花火大会には「一緒に行く人がいません」とまさかのカミングアウト。最後に5年目にしてはじめて全員が浴衣姿で集合写真。来年は先生方にも浴衣をお召しいただこうかと。
浴衣を羽織った上から帯結び。
浴衣を羽織った上から帯結び。
 この業界の市場が右肩下がりな最たる原因は、きものをお召しになる方が少ないこと。特に自分で着れる人が右肩下がりなこと。きもので過ごす365日を提案する池田屋呉服店としては、とにもかくにも自分できもの(浴衣)が着れる人を増やすことこそ右肩上がりへの最たる近道だと信じています。その力強い御支援として浴衣をご寄附頂いたみなさまには感謝しかありません。今日ほとんどの生徒が自分で着れるようになったことを御礼として、この場を借りて報告申し上げます。
 今月は僕と女将の母校である唐津東中学校と高校の子どもたちへのレッスンがもうしばらく続きます。が、喜び勇んで参ります!待ってろよ、若人たち!

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