羽二重のきものと羽織。

羽二重の白生地

 噺家のお客様から黒紋付羽織のご注文を頂きました。
 一般的に女性用の黒紋付が縮緬なのに対して、男性用の黒紋付と言えば羽二重。年明けに別のお客様から真っ白い羽二重きもの、いわゆるひとつの白紋付をご注文頂いたのに続き、今回は男性の第一礼装としての黒紋付羽織きものはすでにお持ちなのですが、なぜか羽織をお持ちでなかったという珍しいお客様。昨日、ひさしぶりに電話を頂戴したので何事かと思うと「羽織を欲しいんですけど、」と嬉しいですねぇ、嬉しいですねぇ、嬉しいですねぇ、しかもわざわざ花の都大東京から唐津の小さな呉服店へのご注文。仲間と一緒にいたところへの電話だったのですが、嬉しすぎて大声を出して飛び上がりそうになりました。
 羽二重とは、『絹のよさは羽二重に始まり羽二重に終わる』と言われるほど日本を代表する平織りの絹織物。光沢と風合いや肌触りは絹織物の中でも群を抜きます。福井県や新潟県が有名な産地なのですが、このところ機屋さんの廃業が続いて絶滅危惧種のひとつになっています。通常の平織りが緯糸(よこいと)と同じ太さの経糸(たていと)1本で織るのに対し、羽二重は経糸を細い2本にして織るため、 織機の筬という部品の一羽(隙間)に経糸を2本通すことからこの名がついたと言われています。唐津くんちの装束である肉襦袢にも用いられているので、唐津っ子には耳慣れた単語かも知れません。
 ということで今年に入って2反目の羽二重は、週明けに機屋さんに注文して染めと紋入れを急がねば。御紋は『五枚笹』。

 はて、「若旦那にすべておまかせ」と言われた額裏の柄は何にしましょうか?

《令和3年》
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