母校そして茶道部の後輩たち。

茶道のお稽古時に帯の代わりに使うマジックベルト

 毎年、春になると紺色のマジックベルトの御注文を頂きます。
 茶道裏千家には学校茶道という取り組みがあり、幼稚園から高校まで唐津市内の各学校の子供たちに御指導に行かれています。子供の頃から茶道に親しんで頂くことで、古くから大切にされているおもてなしの心や立ち居振る舞いなどを身につけてもらいたい!という裏千家として奉仕活動の一環です。
 中でも茶道部のある高校では、制服の上から帯に見立てて紺色のマジックベルト(写真)を使われることしばしば。きものを着ることを前提としている茶道では袱紗や懐紙を胸元に、扇子を帯にそれぞれ携えて、道具を清めるために捌いた袱紗を帯(男性であれば袴の紐)に挟み込みます。ですがさすがに部活動の日頃のお稽古できものを着るというまでには至りません。ということで、本来は男性が帯を結ぶ前にきものを仮止めする腰紐の代わりに装着するマジックベルトが役に立つのです。今年は新型コロナウィルスの影響で部活動が制限されていたのですが、そんな中でも母校の茶道部には9名の新入部員が!先生も大喜びで「池田さん!今年も9名が入部しましたよ!」と御注文の電話がかかって来ました。僕も嬉しい!
 余談ですが、僕が高校在学中はバスケットボール部でした。ところが卒業間際になったある日、友人が「卒業アルバムに多く顔を出すために文化部に入部しようぜ」って無茶なことを言い出しました。が、これに乗らない手はない!と賛同した僕たち4名は、すべての文化部へ挨拶回りに行きました。無論、断られ続けたのですが、さすがはおもてなしの心を育む茶道部!裏千家から御指導に来られていた先生が「大歓迎よ、その代わり基本的な立ち居振る舞いやお茶の頂き方くらいは覚えてね」とお稽古までつけてくださって、顧問の先生も「裏千家の先生が仰っているんだから私も大歓迎よ」と1回のお稽古と1回の写真撮影で、お見事!卒業アルバムにはバスケット部と茶道部に掲載されました。そして驚くなかれ、御注文のお電話を頂いた先生こそ18年ほど前と変わらず御指導なさっている同じ先生なのです!
 本日、マジックベルトを9本納品完了。僕は先生に足を向けて眠れない。

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6月のきもの成績
若女将22vs23若旦那
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△5月/26vs26
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○4月/27vs28
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△3月/29vs29
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◉2月/27vs26
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◉1月/27vs11
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