さらば箪笥の肥やし。

本日の若女将は、夏大島に紗の帯。

 「よしっ、私もそうしよ!」と覚悟を決めた若女将と、毎日きものを着るようになって半年が過ぎようとしています。
 日々とてもよか経験と勉強の連続ですが、きっかけは「汚れたらどうしようとか、傷んだらどうしようとか気にしていたらいつまで経ってもきものなんて着れやせんよ。私はもう先も短いことだし、」な〜んて粋に毎日きものを着こなす近所にある履物屋のおばちゃんにあります。「暑くなったら着ないからね」と今年もおばちゃんはお洒落の秋まで欧米人となってしまいましたが、今も毎日来ている僕らを見ては「やぱりきものはよかね〜」と格好良く煙草を燻らせながらおっしゃってくださいます。
 さて。本日の若女将は黒地に藍色の絣が織られたシャリっシャリの夏大島なごや帯、竹の皮を貼った桐下駄。どうですか、涼しそうでしょう(写真下)。僕は毎日洗っては着替えている3枚の小千谷ちぢみのうちの一枚。無論、夏大島は絹織物なので、閉店後にはきものハンガーに掛けて扇風機で風を当てて汗を飛ばすのみ。よほどの汚れや解れが無い限りシーズンオフにまとめてお手入れということになります。そんな本日は、御来店のお客様の接客のほか仕立て上がってきた浴衣の検品や、午後は母娘でご参加の若女将レッスンなど、いつもとかわらぬ業務に加えて学校や幼稚園から帰ってきた子供たちのお世話。が若女将の役回り。
 さてさて。僕はと言うと、蒸し暑さマックスの午後から車で30分ほどのところにある、先日一度下見と打ち合わせ(カウンセリング)に伺ったお客様宅に箪笥の整理へ。ぎゅうぎゅう詰めにされていたきものや帯、なななんと約100点を仕分けして和箪笥2棹、桐の整理箪笥10段ひと棹、洋服ダンス1棹へ、お召しになりたい時のためにわかりやすく収納する大作戦!
 ってことで本日は、①すべての箪笥を引き出しの隅から裏面に至るまで稀釈したハイターで拭き上げて消毒して陰干し、②すべてのきものと帯を写真撮影、③古い畳紙を新しいものに入れ替え。いよいよ最終回の次回は、消毒して風を通していた引き出したちとともに本格的に収納。ひと目で判るように畳紙の見えやすい場所に写真や情報を記したカードを挟み、かつアルバムを作成して引き出しを開けなくてもどこに何が収納されているかを明確にします。そのために次回までに写真やアルバムの準備や、どこに何を納めるかを整理してから臨みます。とは言え、これがゴールではありません。「きものをお召しになる時に組み合わせの提案」や「着付やお手入れ」など実際にきものを楽しくお召しになってはじめて大作戦は成功への一歩を踏み出すのです。そのための努力は惜しみませんよ、僕も若女将も。
 毎日着ることも、着付サービスや着付レッスン、箪笥の整理を代行することも、やや遠い存在となってしまった感のあるきものを身近に感じて頂くためのもの。肥やして欲しいのは、箪笥ではなくみなさんの心。

例)今回のご相談
・カウンセリング(前回)
 …3,300円×1=3,300円
・箪笥の消毒
 …3,300円×3棹=9,900円
・写真撮影(写真とカード付き)
 …55円×100枚=5,500円
・畳 紙
 …385円×41枚=15,785円

〈今後の予定〉
・箪笥の整理
 …5,500円×3棹=16,500円
・アルバム作成
 …3,300円×3冊=9,900円
・防虫&防カビ剤
 …1,100円×?枚数=?

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透ける夏大島に竹の皮を貼った桐下駄
見た目にも涼しい夏大島と、竹の皮を貼った桐下駄。

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6月のきもの成績
若女将23vs24若旦那
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△5月/26vs26
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○4月/27vs28
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△3月/29vs29
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◉2月/27vs26
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◉1月/27vs11
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