ひと味違うショップ運営。

有松絞りと新江戸染め丸久商店の浴衣

 中国は武漢から広がりを見せた新型コロナウィルスの影響で、そもそもご来店数の減少はもちろん店内での営業の在り方について考えさせられる毎日。そこでテイクアウトやオンラインショップ事業を立ち上げたお店は少なくないはず。ご多分に漏れず弊社も細々と立ち上げました。というか以前出店していた楽天市場への再出店は見送り、同じく出店しながらも開店休業が続いていたstores.jpのサービスをふたたびほじくり返し(見直し)てのこと。
 インターネットを経由した販売のことを「イーコマース」とか「オンラインショップ」なんて言いますが、写真やテキストはおろか経営すべてにおいて未熟さを痛感しております。が、それでもなお楽しみにご覧になって御注文を頂けるのですから、こんなに有り難く嬉しいことはありません。
 そんな本日のお昼。「政七さんのアームカバーっておいてます?」と、約1年ぶりにご来店頂いたことを思い出させるちょっとお上品な関西弁。残念ながら弊社では取り扱っておらずに、花ふきんをお求めになってお帰りになろうとしてその時!「お二人のカッコイイきもの姿を見てて、私も今年こそ浴衣が欲しいと思っていました!私、買います!」と、鏡越しに衿元にあててご覧になった3反目で早々に決着。この有松絞りの一反は、拝見した途端にひと目惚れをして仕入れたとっても思い入れ深い一枚。「オンラインショップ?やってはるんですか?いつも通りががりに見るショウウィンドウを楽しみにしています!」とあっさりオフラインでした。はじめてのお買い上げでしたので、採寸と柄合わせの相談をして、QR決済も頂き、商談成立!
 そして昼ごはんを終えて店に戻ると「オンラインショップを見てどれにしようか悩んでるんですけど、」と電話相談。こちらのお客様は、嫌がる二女を連れ出して道路の真ん中に立って写真を撮ってもらった決死のオンラインぶりに気づいてくださった数少ないお客様のおひとり。で、イチオシのの決定!寸法は存じ上げているので、居敷当をつけるとかつけないとか相談をして、お支払いは後日お振込で商談成立。しかし電話ねぇ、、、あ、オンラインか。
 先日のお客様もオンラインでご覧になってから電話で、その前はご覧になってから御来店、、、なんか違う気がするけど、僕が商いを好きなのはお会いしたりお話ししたり心が通じたり、人が好きだから。こんなのじゃあイーコマースとかオンラインショップなんかについて行けませんが、商いは人と人が線ではなく心で繋がってこそ。けどオンラインショップで成功している方々を見ていると、線の先に心が繋がっていらっしゃるんですよね。
 これからも商いに精進してどちらも頑張ります。

◉オンラインショップ、はじめました
https://kimono365.stores.jp

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6月のきもの成績
若女将13vs14若旦那
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△5月/26vs26
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○4月/27vs28
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△3月/29vs29
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◉2月/27vs26
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◉1月/27vs11
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