蘇った小紋。

 お客様からお預かりした、闇夜に美しく蛍が飛び交っているような蛍絞りの小紋。
 このきものは、お茶のお稽古着としてずいぶん長い間お召しになった一枚。よくご覧になると、丸く囲んだ中に白くぼやけた部分があります。ほかにも脇や裾に擦り切れがあって「どうにかできないものでしょうか」とご相談を頂きました。
 そこで!洗い張りをして汚れをしっかり落とした後に、縫い上げのある腰の部分で断ち切って上前と下前を入れ替えることにご承諾頂き、無事に仕立て上がりました。一部に以前の縫跡が見えますが、ほとんどわからないほど。擦り切れていた部分も見えないようにうまくできました。楽しみにお待ち頂いていたので、さっそく納品に伺ってご覧に入れると「あらまぁ、こんなにきれいになるもんですね」と御満足頂いた様子。
 中国は武漢に始まった新型コロナウィルスの騒動が落ち着くであろうこの秋口から、何度もお召し頂きたい新品同様の一枚です。

追伸
さらに詳細はこちら
小紋再生の例① ☞ https://kimono365.jp/?page_id=13017

手前味噌ですが、見事に生き返った小紋。

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○5月のきもの成績
若女将8vs8若旦那
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○4月/27vs28!
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△3月/29vs29
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◉2月/27vs26
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◉1月/27vs11
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