夏の半襦袢。

 「夏はとにかく洗えないとね。だけど化学繊維は暑いから」と夏の半襦袢を御所望。
 10年ほど前に誂えて頂いたのが古くなったので新調されることに。相変わらず長襦袢はお召しにならずに、半襦袢と裾よけの二部式でお仕立てになります。前回のものは身頃を、袖を東レのセオアルファという生地で誂えて頂いたのですが、今回は写真の右手にある特殊な加工を施された洗える絹を選ばれました。は水を含むと縮んで硬くなったり繊維が毛羽立って切れやすくなったり、光沢を失うと同時にあの肌触りまで失ってしまいます。が、この生地には特殊な加工を施すことでご自宅で水洗いできるという優れもの。もちろんも水洗いが可能なのですが、肌に触れる長襦袢は触りの良いが一番です。水洗いした時に縫い糸が縮んでしまわないように、ポリエステルの糸で縫います。半衿、地衿、腰紐は麻。
 「夏の、」なんて書いてしまいましたが、春先のポカポカ陽気の頃から長襦袢や麻にして体温調節係として大活躍するんですから、「夏の、」って言い方は時代遅れなのかも知れませんね。洗える絹の長襦袢は、反物で税込44,000円でっす。

左から小千谷の麻、平織、洗える絹の長襦袢地。

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○3月のきもの成績
若女将8vs8若旦那
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◉2月のきもの成績
若女将27vs26若旦那
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◉1月の対戦成績
若女将27vs11若旦那
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