御薄を一服。

 尊敬する茶道裏千家の先生宅に伺うと、毎度「お茶でも一服どうぞ」とのお言葉に甘えて。
 何か勝手が違うなーと思ったら、、、いつもより大きくて左右の違う大炉。通常の茶席では茶を点てる点前座に向かって右手に炉が切られているのですが、大炉は左手に。これを逆勝手と言い、まさに勝手が違うというわけです。この大きな炉は、茶道裏千家十一世玄々斎が「大炉は一尺八寸四方四畳半左切が本法なり。 但し、六畳の席よろし」と、寒い冬に大切なお客様をもてなすために囲炉裏を模して考案。炉も大きければ釜も大きいので、部屋全体が暖まるのも早い。空調設備のない時代の知恵、なんですね。とは言え、空気が入りすぎて炭が燃えすぎないように空気を遮るために炉に仕込まれた赤い雪輪瓦ってのがまた素敵。
 寒さが苦手なさしもの僕も、冬将軍を待ちわびたくなる。

追伸
今日は最高気温が20度だったのはご愛嬌で。ふぅ、

丸太の炉縁と赤い雪輪瓦が大炉の証。

◉2月のきもの成績
若女将14vs13若旦那

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