お母様から譲り受けられた二枚の大島紬。
一枚をお客様が、もう一枚をお孫さんにあたるお嬢様に。ところがいざ御召になろうとしたら、お母様がふくよかだったみたいで身巾が広すぎて巻き巻きに。身巾を直す方法はいくつかありますが、お客様と相談した結果、せっかくなら衿肩明(首回り)や裄(背中心から手首までの長さ)などまで含めてお客様の寸法ぴったりに仕立て直すことに。ということで一度すべてを解いて、湯通し(お湯をくぐらせて)で縫い目や折れ筋を整えてからお仕立てへ。毎月7日と8日のお手入れ日和には、いろんなご相談が舞い込みます。
身巾だけ直すよりも、ウンと着心地が良いはず。
◉毎月7日と8日はお手入れ日和!