60の手習い。

 「お稽古用の浴衣が欲しかっちゃんねー」とは、日本舞踊をお稽古されている、友人の父上。
 長らく公務員として働かれて退職後に足を踏み入れられたのは、なななんと日本舞踊。何がきっかけで習い始められたのかを尋ねると、「実は若い頃から地元のお祭りで踊ってたのよ。その時は付け焼き刃で練習をして臨んでたんだけど、退職後に本格的に習ってみようと思ってね」とのこと。今はお師匠さんから借りた浴衣でお稽古されていたんですが、何せ背が高くて手が長くってツンツルテン(とにかく短い)。しかも女性用で身八ツ口(脇)が開いているんです。「稽古以外の花火大会など普段にも着れるようなのがいい」と白地に絣の柄が染められた一枚に。「反物の巾が広いので、裄(袖の長さ)も十分確保できます」と伝えると、「これでようやくもたつかずに袖口がを掴んでお稽古できますよ」とご満足げ。
 何歳になっても嗜むことがあるのっていいですよね。

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