「トルソーを貸した責任を取って、」とは、明日の早朝に振袖の着付を承った若女将から。
日頃、着付けの練習台として活躍する、ずん胴型の和装用トルソーをお客様に貸し出した数日後の本日。すっかりタオルを巻かずにずん胴型の体系となってしまった僕が、今回新たに挑戦するという帯結びの練習台に。久しぶりの練習台として袋帯を結んでもらうと、女性のきものって男性に比べて窮屈な反面、背筋がピンと伸びるなーと改めて実感。明日、無事に結べることを切に願うばかり。
さて。トルソーを貸し出した先は、「長女の成人式は、頑張って私が着付けをしてあげようと思って」とおっしゃっていたお客様。もちろん応援しつつも本当かなぁ?と思っていたのですが、「いよいよ振袖の帯結びの練習を始めます!」と、複雑な帯結びには欠かせない三重仮紐を買いに来られたのです。「けど、、、二女も三女も学校に行ってしまって練習台がいなくて、、、」と困った様子だったので張り切ってトルソーを貸し出した挙げ句の果てに、僕の出番がやってきた次第。
「三重仮紐って本当に便利ねぇ」とさっそく練習された証にご感想が届いたのが最高の労い。
