いよいよ今年も俺たちの夏が始まりました。
消防団員の消防技術向上と士気の高揚や団結力を図ることで消防活動の充実発展に寄与することを目的として、日頃の訓練により培った消防技術を競い合う消防操法大会。全国規模の大会もあるのですが、唐津市内の消防団による唐津市消防操法大会が今年も夏に開催されます。実際にポンプを使って水を出す消防ポンプの操法訓練（ポンプ車操法ならびに小型可搬ポンプ操法）と小隊による行進訓練（小隊訓練）の二つの技術を競い合うのですが、我が内町分団は小隊訓練のみ出場します。
小隊訓練とは、部隊行動を確実軽快にし、厳正な規律を身につけ、隊員の品位向上と隊員相互間の団結を強固にすることを目的に実施するのですが、立ち止まったまま右に左に動く停止間の動作と、歩きながら時には駆け足をしながら右に左に動く行進間の動作があります。いわゆるひとつの如何に指揮者の命令通りに隊が動くかを競い合うだけの競技なのです。これが消防団の活動においてどう役に立つのかと疑問を持っていましたが、指揮系統こそ災害時において怪我や事故を防ぐために消防団が最も大切にすべきところ。さらには心をひとつにすることで、まさに団結を強固にして思いもよらぬ一体感が生まれて達成感がより大きなものになります。大人になってこんなに一生懸命になることがあるだろうか?というほど、職場や家庭の理解と協力のもと、他人様から見ればしょうもないことに力を注ぐのです。しかも蒸し暑い盛りに。
ですがありがたいことに、ここ数年は駐在員や町内会など地域の方が見学に来られることもしばしば。そして地域のためにこんなにも汗をかいている若者がいることに気付いてくださって、さらに嬉しいことにお茶やスポーツドリンクなどの飲み物や「大会が終わったら、みんなでかいた汗を流してください」と金一封を頂くこともあります。みなさんの周りにも地域のために頑張っている若者がきっといるはずです！見つけたその時は「ごくろうさん！」と声をかけてあげてください。
そして内町分団はこの夏も、まだ一度も手の届いたことのない優勝を本気で目指しています！
消防団夏季訓練。
