一ヶ月も前から着付のご予約を頂戴していました。
「福岡で講習会があるので、浴衣をきちんと着て出掛けたいんですが」とご相談。浴衣をお召しになる場合、最近は半衿に足袋、帯〆の3点セットで「きちんとゆかた」を楽しむ方か多くいらっしゃいます。本来は湯上り着の浴衣ですが、生地も柄も趣向を凝らしている昨今では、昼間に「きちんとゆかた」を嗜むのも素敵です。本日はこの日のために新調された茶色い綿から紡がれた糸で織られた生地に紫の大きな花柄の浴衣。白と銀で織られた博多織の半巾帯。帯〆はきりっと緑で。衿元に覗く麻の絽が涼しげ。「自分の寸法で誂えるとこんなに気持ちが良いんですね」と嬉しい一言。「お仕立てしてくださった方にも、着心地良いですって伝えてください」とお土産付きで出発されました。
次回はご自分で着付を是非とも!