クールミントな帯。

 新商品と申し上げるには遅めの紹介となってしまいましたが、今年の春先に拝見してひと目惚れをして仕入れた帯のひとつ。
 これまで大切に大切にご興味のありそうな方に紹介してまいりましたが、夏本番を前に当ブログをご覧のみなさまにもご覧に入れましょうぞ。きものをお好きな方であれば、一度は耳にされたことのある栗山工房。紅型といえば琉球紅型が有名ですが、こちらは京都に工房を構える和染紅型栗山工房の作。琉球紅型に魅せられた初代栗山吉三郎が、京都を代表する染め京友禅と琉球紅型を融合させたのが和染紅型のはじまり。同じ型染めですが、顔料を用いて鮮やかな色が特徴の琉球紅型に対して、和染紅型はどこかはんなりと落ち着いた色合いが特徴です。加えて栗山工房には若い職人が多く、伝統的な意匠の中にもこのペンギンのようについ手にしてしまう面白い意匠が生み出されます。
 夏に氷の上のペンギンたち、汗かく暇なんてありませんよ。

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