瑠璃色を振る袖に桜咲く。

 男女比1:4の家族、つまり三姉妹とゆかいな仲間たちの先輩家族がやって来ました。
 来年に晴れて成人式を迎えられるご長女、そのすぐ後に控える高校2年生の二女ちゃんとお母さんの3人で。「私はいかない!」とちょっと歳の離れた中学2年生の三女ちゃんはお家で留守番。実は先日、お父さんも含めてご家族5人で下見に来られて、すでに2枚に絞られた候補に小物を合わせて最終決断の日。
 お嬢ちゃんたちに尋ねているのに割って入るお母様のもと、なかなか決められないお姉ちゃんと、的確にアドバイスを送る妹ちゃん。結果から申し上げるとお嬢様お二人の意見は揃い踏みで、瑠理色に格天井絵模様と桜が満開に咲き誇る1枚に。最後まで迷われていたのはお母様お一人でしたので、いとも簡単に決定!四君子のたっぷり刺繍の半衿、梅重色の重ね衿、金茶色はお手持ちの帯〆、若菜色の絞りの帯揚を合わせて。帯はお手持ちの袋帯がとても良く似合っていたので、二女ちゃんの時には帯を新調するとっておきの楽しみに。三女ちゃんは、ひとまず僕の快刀鉛筆をプレゼントして。
 「この日のために頑張ってるんだから、」と当日はお母様自らの手で着付をされる、しあわせ家族の図。

追伸
「その日のために待ってるんだから、」と当日は若女将自ら手招きをして着付をする、つもり。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください