振袖のお買い上げも嬉しいんですけど、こんなのもまた嬉し。
「うちのおじいちゃんが生まれた時に着たお宮詣りのきものを、今度生まれた孫に着せようと思って」とお手入れに持ち込まれました。80年ほど前に着られた、というか着せられたおじいちゃんから見ると、曽孫の子ですから玄孫[やしゃご]。80年ほど前にこのきものを誂えられたおじいちゃんのお父さんからすると、玄孫の子ですから来孫[らいそん]にあたる子が着るわけですから素晴らしく幸せなこと。流石に縫い糸や生地は弱っていましたし、変色している箇所も無数にありましたが、現代にはない色柄のきものはおろか重ね着の洒落たこと。「どこに頼んだら良いのか分からなかったのですが、とりあえず池田屋さんに持ち込めば何とかなるかなと思って」とは名案です。もとい、田舎の呉服店冥利に尽きます。お孫さんがどちらにお住まいなのかまでは尋ねませんでしたけど、七五三詣りまではお世話したい!
と願う、昨日とは異なるしあわせ家族の図。

