2月に東京で。

 数年前、ふらりと来店された福岡県は糸島からのお客様がふたたび。
 「頂いた反物の仕立てをお願いしたいのですが」と、お電話一本。数日後お見えになったお客様の手には抱えきれない程の反物の山。「知り合いがくれたのですが一体何かもよくわからないのです」ということで一つ一つ説明しながら反物に印をつけていきました。「これはウールです。これは胴裏。これは夏物の帯です。」などなどお召しになる季節や場所、コーディネートに至るまでお話ししました。「そうですか、それではこれと、これと、これと、これを仕立てます。それからこれは寸法直し、、、」たくさんのご注文を受けて「いつまでにというご要望はありますか?」と尋ねると「実は2月に東京に行くのでその時までに、、、」とおずおずとおっしゃいました。「間に合いますか?」「間に合わせます!」ということで写真の他にも急ぎの5点。
 羽織小紋、縞のウールなごや帯長襦袢。きっちりご用意します。2月は東京日本橋。

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