今月もこの日を楽しみに待ってくださっていました。
昨日とは別に、留袖、長襦袢、留袖、長襦袢、振襦袢、振袖、袋帯、振襦袢、小紋、紬、長襦袢の合計11点が集まりました。嬉しいのは、どのきものや帯もお召しになったものや、年明けにまたお召しになるためにお手入れをされること。お預かりした長襦袢は、すべてお召しになった証に衿が汚れていました。中でも、久しぶりのぶりにご親戚の結婚式でお召しになった黒留袖は、めでたい宝尽くしの柄の中にある紅白の鶴の丸を縁取る金駒刺繍の留め糸が解けてしまっていました。幸いにも縁取っている金の糸が切れているわけではなかったので、刺繍を直した後に丸洗いへ。「次に袖を通すのは孫の結婚式かな?」と約20年後を見据えてのお手入れなので、是が非でもご健勝を祈るばっかり。
これから年末にかけてもお手入れはお預かりしますが、大至急品のご要望以外は納品が年明けとなりますので悪しからず。