辰年生まれの息子。

 高校の同級生が高校三年生の息子を連れてやって来た。
 唐津っ子の大人の証、唐津くんち長法被を誂えてあげようというのだ。当然ながら高校三年生ともなるとすっかり大人びていて、お父さんと変わらない出で立ちで、どこかよく似ていて。確か僕と違って成績優秀だった同級生。その息子はなんと受験シーズンを待たずに某有名大学に推薦入学が決まっているというのだから、なんて親孝行。こりゃ長法被を誂えてあげるのがわかる気がする。しかもどの柄にしようか優柔なお父さんと打って変わって、「僕は辰年生まれだから!」と言って迷う間もなく。
 が如く昇り、いつの間にかお父さんを追い越して行くんでしょうね。おじちゃんは頼もしいよ。

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