色無地の染め替え。

 染め変えるご希望の色が決まっていたはずの2枚。
 6月にご来店頂いた時には淡い桜色と、同じく淡い青磁色だったのですが、ピンクもピンクの色を抜いて白生地になってしばらく経った頃、単衣にしようか袷にしようかも含めてご希望が2転3転。一度はご自宅に伺って色が決定!したのですが、ふたたびお嬢様とご来店され写真の2色に最終決定!品のある淡めの辛子色は単衣に。秋の初めにぴったりの選択。同系色以外なら染め帯も織りの帯もを合わせやすい万能選手。そして、もう一枚は最初のご希望色よりもうんと濃いめの青磁色を袷に。見れば見るほど深みのある味わい深い色無地に再会するのが楽しみ。小雪の舞う季節にあえて白い帯で粋に着こなすもよし、桜舞う季節に淡い桜色の帯ではんなり装うのもよし。染め替えは何度承っても染め上がってきたときの喜びに慣れません。
 また新たな命を吹き込んで、甦る色無地

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