衿汚れに解れ直し。

 何度も何度もお召しになった小紋を3枚、お手入れで預かりました。
 前回お預かりした色無地や付け下げの衿も素晴らしい変色ぶりでしたが、今回の3枚も、、、ご覧の通り。「買ってから一度もお手入れに出したことがない」とおっしゃったので、まずは丸洗い。だけではこの衿汚れを解決できないので、シミ抜きと変色直しは必至。
 何度も紹介しておりますが、衿汚れの主な原因はファンデーションなど化粧品の成分と汗や皮脂。そのまま放っておくと汚れが落ちにくくなることはもちろん、染料が変色したり色が抜けてしてしまい、きれいにシミが落ちてもくっきりと跡が残ってしまいます。上手く色を挿すことができればいいのですが、取り返しのつかないことがしばしば。
 兎にも角にも経済的にも早めのお手入れが肝心要。

追伸
そうそう、解れ直しをしてから丸洗いに出します。

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