大人もの顔負けの友禅小紋を3歳の女の子用に。
誂えの主は、ほかならぬお母さん。「近頃のお子様はお好みがはっきりしているので、本人に見せてみた方が良くないですか?」と提案したのに対して、「いや、私が決めます!」と問答無用。お母さんの好みの紫地も準備していたのですが、数十反を転がした中から写真の朱鷺色地に花手毬の一枚にズバッと即決!「この上に白地の被布を着せたい」と余計な提案も不要(笑)。同じくして7歳の七五三詣りを控えているお姉ちゃんの四ツ身は、「絞りがいいです!黒地とか、」と友禅ものばかりを揃えていた僕に、重たく有難い宿題を頂戴しました。
秋なんてすぐそこ、うかうかしちゃいられません。