第3回みなみんてら寄席

 今年ものっけから笑いの渦でした。
 公私ともにお世話になっているお寺の住職からご相談を頂いて以来、毎年お手伝いしている「みなみんてら寄席」も今年で3回目。毎年4月に唐津が世界に誇る老舗旅館・洋々閣で開催している「まんま寄席」とともに、すっかり恒例行事となりつつあります。残念ながら、今回のきもの姿は瓶二兄さんと僕、それから白大島に墨色の帯を格好良くお召しになっていらした女性のお客様の3名でした。が、毎回幕が開けるまで不安で仕方がないことをすっかり忘れさせてくれるほど、のっけから大笑いの渦なんです。しゃべるだけで人を幸せにして、生きていけるって本当に素晴らしいことです。
 何はさておき悩み多き一生。仏様の教えを耳にするのもためになりますが、心の底から笑うことの方がもっと大事なことかと。せっかくなら一秒でも笑って過ごしたい。笑うのは幸せと長生きの秘訣。なりけり。
 本日の瓶二兄さんは、縞御召と板〆絞りの小紋を仲入りでお色直し。かくいう僕は綿麻の単衣に、はじめて手にした厚手の、それでいて細めの博多織の角帯を瓶二兄さんから拝借して。

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