33歳の厄除けに、

 長寿を願う長いもの、脱皮して厄を落とすという蛇の鱗模様、七難から身を守り七福を招くという七色のものを贈ると良いとされています。
 写真の半巾帯は、嫁ぎ先のお母さんからお嫁さんへの贈り物です。女性の本厄は19歳、33歳、37歳、61歳です。その中でも33歳は大厄と言われ、ご家族から厄除けに贈り物をする風習があります。弊社でお求めになるもので多いのが帯や伊達〆、それから腰紐など。「うちのお嫁さんが33歳の大厄やっけん。似合いそうなのはどれかな?」そうおっしゃって、浴衣にも結べるようにと単衣の博多織半巾帯を選ばれました。白地に優しい水色の格子が珍しい一本です。
 自分の身を案じてくれる人がいるとそれだけでいつもより力強く歩ける気がします。

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