麻の半衿、半襦袢、足袋の京都出張2日目。

160527 曇りのち晴れで最高気温29度という予報には、こうするほかありません。
 午後からの比叡山延暦寺参拝と雨に備えた昨日のスニーカーを雪駄に履き替え、きものに綿が織り込まれた以外はをまとい、2日目は最初にして最大の目的地である鷹ヶ峰からはじまりはじまり。ウールで一世を風靡した創業者が巨万の富を投じて三万五千坪もの土地を整備したリゾート地の中にあって、現存する二つの染織部門がそれ。中でも数年前に染めの名門を引き継いで新設された部門で染め出される振袖や付下、小紋や名古屋帯は圧巻。こだわりの生地と伝統的な型紙や技法で染められた数々の逸品を後世に受け継いでいくためにも、多くの皆様の目に触れて手に入れて頂くよう努めることが僕らの大いなる役回り。茶室や母屋、庭の立派さとともに感銘を受け、秋商戦の準備を念入りに整えることができました。えへっ、続いて日本で唯一の金平糖専門店「緑寿庵清水」を経由して、染め、織り、染め、小物屋へと渡り歩き、本日は早めの閉店ガラガラ。
 づくしな上に思いのほか心地よい風に助けられ、本日も無事終了。

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