情熱のタンゴ。

160322 春は木綿の季節。そろそろ動きだすかなぁと今朝話していたところへ、
 つい先日、花ふきんをお求め頂いたお客様がご来店。本日も和小物をご覧になっているかと思いきや、突然の方向転換で舞台は木綿の反物へ。こんなのがいい、あんなのがいい、とおっしゃりながら目も手も離れなかったのが、濃い紺地に白と若草が粋な写真の縞。こちらは弊社が日常着として推奨している片貝木綿(新潟)、伊勢木綿(三重)、久留米絣(福岡)を差し置き、もっとも打ち込みのしっかりしている丹後の木綿(京都)。丹後ちりめん(白生地)の産地として有名な丹後の機屋さんが、一年に数種類だけ織り出すので滅多に手に入らないのが残念無念。ながらも36,000円/反で、仕立上がって50,000円というまさにお値打ち品。
 「80の手習いで着付教室に通い始めたの。一日も早くこれを着れるのが楽しみでっす」とまだまだ若い人には負けられない感じの情熱ぶりがたまらなく嬉しい。

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