ひと針ひと針、手で刺された糸の輝きが素晴らしいなごや帯。
変わった織りの帯地に、上品に刺繍で施された松の葉と花の丸。「この2本で終わりですよ、この作家さんの刺繍の帯」と、先日の京都出張で見つけたなごや帯。その後に開催した企画展では嫁ぎ先が見つかりませんでしたが、終わって一週間が経とうとするこの頃になって「展示してあったあの帯よかったよねー」とお二人から。残念ながら、これまたお嫁入りには至りませんでしたが(苦笑)。
やっぱり良い作品ってのは、いちいち説明しなくても品物自身が物申すんですね。これからも頑張って仕入れよっと。