寸法直しで長襦袢を三枚お預かりしました。
お嬢様の卒業式に「せっかくだからきものを着て出席したい」とお客様。ご身長が10cm以上低いお母様から受け継いだきものをお召しになるのですが、不思議と裄はそう変わらないんですけど、長襦袢の丈がずいぶんと寸足らずで…。こうなることを見越してあったのか、腰の部分にたっぷりと生地が縫いこんでありました。丈だけ直す方法もありましたが、せっかくならまっさらに近くするために洗い張りをして仕立て直すことに。
「せっかくこれだけきものがあるんだから、もっと惜しまず着ないとね」と、今回の卒業式には右端の一枚を。
襦袢、じゅばん、ジュバン。