「下駄に鼻緒を挿げて欲しいんだけど、何がありますか?」とひさしぶりのLINE。に電話で返信。お客様のお顔を思い浮かべつつお好みに合う鼻緒があるかなーなんて考える間もなく「とりあえず今から持って行くから見てみてください!ガチャッ(はないか、)」と電話を切られた数分後には御来店。
拝見すると塗り物の二本歯の桐下駄に鶴の蒔絵が施されていて、天(足の裏の当たる部分)には畳表が張り付けられてる何とまぁ立派な一足。通常店頭に置いている鼻緒では物足りず、振袖のお客様用に準備していたぽってり刺繍の鼻緒をお見せすると「履かなくなったら飾ってもいいしね!」な〜んて即決。普通の桐下駄なら僕が挿げてあげるんですけど、畳表かつアンティークとなると京都に送って職人の手に委ねるしかありません。まったく勝手が違うんですよ。せっかくなので歯の裏にゴムの滑り止めもおすすめしました。このほかに長襦袢の誂えも承ってるんです、白生地からご指定の箇所に絞りを施すこだわりの一枚を。えへっ、
今朝も6時30分から6名様の着付をお手伝いして平気で店頭に立つ、だけじゃなくってしっかり働く女将は鉄人49号。