きもので御来店のおふたり。

紬を誂えるお二人。

 きものをお召しになって遥々福岡市内から御来店かと思えば、立て続けに唐津市内からもきものをお召しになって。
 方や昨年10月に誂えられたシルクウールのきものに羽織、方や11月に誂えられた竪錦のきものに羽織コート。あ、帯屋捨松のなごや帯も。それぞれ年末に御注文頂いていた腰紐を、仕立て直しを承っていた付け下げの仕立上りを受け取りに。おひとりは一階でこのひと月に積もり積もった話を、おひとりは「付け下げに着替えて帰りたい!」と二階へ。
 そうして迎えた終盤戦。「11月に見せてもらっていた紬を仕立ててもらおうと思いまして、、、」と通し裏の生地と色選びの宿題を残して帰路へ、2階から降りて来られると柿渋染めの紬が湯通しへ旅立つことが決定していました。
 今日は朝一番で着付を承っているお客様がどっさりお持ち込みになって当日お召しになる組み合わせのご相談、夕方には明日着付を承っている男子の黒紋付羽織一式のお持ち込み、卒業式でお召しになるお客様の最終打ち合わせなどなど。
 相変わらず街は静かですけど、きものをお召しになった方やお召しになりたい方で時折店内は燃え上がっていました。

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