ウールアンサンブル姉妹

ウールアンサンブル姉妹

「妹の方がすっかり気に入ってお正月はどこに行くにもずっと着ていて、ちょっとコンビニまで行くにもきものに着替えてました」と嬉しいご報告とともにウールアンサンブルを2組預かりました。
 始まりは昭和のある日。お正月を迎えるお嬢様二人にご用意された黄と紺のかわいらしいウールアンサンブル。結局お嬢様方が袖を通すことなく箪笥の中で長らく眠っていました。しかし昨年末に箪笥の整理をご依頼いただいたのがきっかけで再びご家族の前に取り出され、「着たい!」と言ってくれた令和の姫たちの物となったのです。面長で手足の長い現代の姫たちにウールアンサンブルが似合うのなんのって!ご用意されたお祖母様も、子どもの頃に袖を通さなかったお母様も、そして我々も歓声と共に目を細めたのでした。
 「来年のお正月は主人にもきものを着せたいわ、もちろん私も!」ますます待ち遠しい来年のお正月。いつも忙しくされているお祖母様までもきものをお召し頂くのが私たちの目標なのが秘めた願い。

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