膨らみはじめた蕾とともに、

130312 今朝、とあるお寺にお伺いしたときのこと。
 奥様と大奥様との商談を終えて帰ろうとしたそのとき、「ちょ、ちょっとよか?」とご住職。「あなたはよくきものを着てるよね。私はね、呉服屋さんが洋服で営業に来るなんてのはけしからん!と思うのよ。坊さんが洋服で托鉢してるようなもんでしょ。わかるよね?」と叱咤激励を頂きました。
 僕の場合、実際に着てみないと素材感とか暑さとか寒さとか、面倒臭さも含めて良し悪しなんて分からないと思って、10年ほど前からできるだけきものを着ることにしました。現在のところ、一年のうち250日くらいはきものを着てると思います。最初は珍しがられていましたが、今ではきものを着ていないと「あら?今日は洋服ね」なんて言われるようになりました。皮肉にも、まわりできものを着てる呉服屋さんが少ないために「偉いねぇ、いつもきもので」なんて言われることもあります。できれば全国の呉服屋さんがきものを着るのが当たり前田のクラッカーになって「お洒落ねぇ、池田屋さん(のコーディネート)は」と言われるようになりたいですね。
 ご住職のような方がもっと増えれば実現できるのかも…。蕾に負けじと想いは膨らむばかり。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください