応援団の法被を仕立てる。

体育祭応援団の法被

 夏休みが明けると、唐津市内の各高校では文化祭とともに体育祭が行われます。
 九州地区独特の風習なのか、体育祭には応援団がいて、男女ともに胸に晒しを巻き、袴そしてチームごとに色を分けた長い法被を羽織ります。母校である佐賀県立唐津東高校もご多分に漏れず応援団が長法被を羽織りますが、その起源は僕の20歳ほど先輩が大学の応援団を真似したことに由来すると聞いています。僕が記憶する限り、学校から支給された生地を応援団同士または家族や彼女が仕立て、背中に座右の銘みたいな文字を描きこんで体育祭当日までに完成させると言うのがまた青春の1ページ。でした。
 ところが10年ほど前から、法被仕立ての依頼が舞い込むようになりました。お話を伺うと、「技術も時間もない」らしい。しかも背中には手書きの文字ではなく、絵描きさんや看板屋さんなどに依頼して数万円を払って立派な絵を描いてもらうという、重ね重ねお金では買えないはずの価値を、青春の1ページを見す見す破り捨てているような、あるいは子供たちの成長の過程を保護者たちがお金で解決をして省いてしまっている気がして残念でならないのですが、それは「時代が違う」のひと言で片付けられてしまいます。ならばせめて、法被を仕上げる時間が要らなくなった分、僕たちにはできなかったことに打ち込むことを期待したい。
 さて。呉服店として仕立てを承ったからには、それなりのものを仕立て上げなければなりません。学校から配布された設計図をもとに法被や鉢巻の長さなど寸法のこと、裁ち合わせのこと、仕立ての方法など。若女将と仕立て屋さんは諸々を確認しながら真剣に生地と向き合っては、仕立て上がってから描かれる絵のために早くて3日ほどで納品の日を迎えるのです。
 うーむ、、、僕も歳をとってしまったのか。うちの子に限って、、、それはまた次回の講釈で。

◉応援団の法被/仕立て代
法 被   …5,500円
鉢巻と腕章 …1,100円(各税込)

体育祭前夜に友人宅で徹夜をして背中の文字を書き上げた法被。平成4年のこと。
体育祭前夜に友人宅で徹夜をして背中の文字を書き上げた法被。平成4年のこと。

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8月のきもの成績
若女将4vs4若旦那
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△7月/29vs29
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○6月/27vs28
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△5月/26vs26
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○4月/27vs28
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△3月/29vs29
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◉2月/27vs26
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◉1月/27vs11
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