和尚さんの衣のお手入れ。

和尚さんの初夏の衣

 このところ、和尚さんからお手入れについて尋ねられることが少なくありません。
 本日は単を一枚と絽を二枚の合計三枚の衣をお預かりしました。日蓮宗の和尚さんの衣で、本衣[ほんえ]と呼ぶそうです。「衿汚れを放っておいたら茶色くなってて、」とお話には聞いていましたが、いずれも違わぬ汚れっぷりと放置っぷりでした。「他にも紫など色物があるのですが、白が一番目立つもんですから」と他の色の現況にも興味津々です。
 「これまでは京都の業者に送ってましたから」と如何にも安心の京都ブランドに頼られていらっしゃったのですが、「わざわざ京都に送らずとも県内にも腕の良い業者がいらっしゃいますよ」との提案に乗っかって頂きました。と言いますか本当なんです。京都の業者が悪いとかいうわけではなく、近くに出せるのであればそれに越したことはありませんからね。しかも安くて丁寧とくれば鬼に金棒。とは言え、この衿まわりの変色はかなりの難敵!
 「絽はこれからお召しになるのですか?」と尋ねると、「これは合物で春から初夏にかけて着ている衣で、夏はもっと涼しい紗があります」にはしてやられました。

和尚さんの初夏の衣
何年ものだろうか、この頑固な衿汚れは。

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7月のきもの成績
若女将4vs4若旦那
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○6月/27vs28
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△5月/26vs26
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○4月/27vs28
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△3月/29vs29
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◉2月/27vs26
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◉1月/27vs11
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