足袋地の果て。

 長年愛用していた足袋が荼毘に伏しました。
 かかと、親指と人差し指の又あたりが先陣を切って擦り切れてしまい、若女将がちくちくと布で伏せて補強を施していたのですが、よりにもよって最も目立つ場所が擦り切れてしまっては太刀打ちできずに幕を下ろしました。現在はお客様のお好みの柄で寸法・裏地・小ハゼの枚数・足袋底の色などを選んで頂いて誂える『刺子ふろしき足袋』というのを提案していますが、この足袋はそのサンプルとなる先駆者。サンプルを一足誂えて縫製や履き心地を確かめるのに、手芸屋さんで丈夫な足袋に向きそうなやや厚手の生地を探し当てたのがこれでした。残念ながら、その後は安定してこの生地を手に入れることができなかったので断念。そうして現在の刺子ふろしきと出逢ったのです。今までよく頑張ってくれました。
 「夢追い人は足袋地の果てで一体何を手にするんだろう」ってMr.Childrenが唄ってましたけど、はて僕はこの足袋を誂えた頃からいかほど成長したのだろうか。

2017年5月18日のブログ ☞ 「刺子ふろしき足袋。

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○4月のきもの成績
若女将27vs28若旦那!
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△3月/29vs29
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◉2月/27vs26
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◉1月/27vs11
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