とうとう年明けから一月最終日まで、きもの姿を通してくれました。
実は結婚当初は毎日きものを着ていたのですが、長女を身ごもってから三女に目処がついた今までの14年ほどはおやすみしていました。無理に着ることなく生活の中で楽しんでこそきもの365日の醍醐味。さらには素材や仕立て上がっている寸法によって着心地も着付けのコツも違いますから、実際に着てみないと、いや着てみるとわかることがたくさんあります。ということで毎日気づきがあって改めて実感しながら、お客様に伝えるべく経験を積み重ねています。
さて。本日の若女将は、母方の祖母が着ていた紬に、僕の母方の祖母が結んでいた帯。どちらも形見となってしまいましたが、着姿にこそ想い出が重なるものです。ほんのりカビ臭いこと、帯が短いこと、断捨離を始めた女将から譲り受けた長めなはずの帯〆がちょうど良かったのはまた別の話。
「街を歩くといろんな方から声をかけていただく機会が多くなった」とは、きものあるある。
◉1月の対戦成績
若女将27vs11若旦那